従来、歯科治療は肉眼で行ってきました。そして見えない部分については勘と経験とレントゲンの画像だけが頼りでした。 現在当院ではほとんどの診療に3.5倍の拡大鏡を用いておりますが、それでも見える範囲は限られています。

歯科用マイクロスコープを用いる事により最大20数倍の視界が広がるのみならず、今まで見えなかった部位まで明るい視野の中でしっかり視ることができます。それによって、確実に治療精度が向上し、精密な診療が可能になりました。それは早期発見・早期治療・治療期間の短縮・再発防止にもつながります。

マイクロスコープは様々な分野に応用することが可能で、それぞれに高いメリットがあります。

●虫歯治療
極力健康な歯を削らず、虫歯になっているところだけを確実に取り除く事が可能になりました。
生体への侵襲が少なく、再発防止にも役立ちます。
肉眼では見えない小さい虫歯の早期発見・早期治療も可能です。

●根管治療
狭く複雑に入り組んだ根管内を、拡大された明るい視野のもと感染源を確実に除去します。
さらに無菌状態にして完全な状態で充填し、再発を防ぎます。

●口腔外科
インプラント・歯周病治療等、最小限の侵襲で安全な手術が可能です。
より精密な処置ができるため、手術の成功率の向上と良好な術後経過を望む事ができます。

●審美修復治療
見た目の美しさはもちろんの事、健康な歯を可能な限り削らずに済むやさしい治療が可能です。
かぶせ物と天然歯との隙間を無くすことで虫歯の再発を防ぎ、より長持ちさせる事ができます。

●コンサルテーション
マイクロスコープの画像をモニターに表示させて、大きな映像で患者様に見ていただくことができるため、インフォームドコンセントにも役立っています。

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マイクロスコープを使いこなすには、歯科医師側の高い技術・知識も求められます。
当院では最良の歯科医療を提供できるよう、日々積極的に研修と研鑽に努めています。